ペットを取り巻く不幸の連鎖を、幸せの輪に変える
私たちがやりたいこと <Ⅰ>
“犬を迎えたら、その子が亡くなるまで一緒に暮らすこと──。”
これは法律で定められている飼い主の義務です。しかし、中には一緒に暮らしている犬を、命の途中で手放してしまう人も一定数存在します。彼らが飼育放棄をする理由はさまざまですが、「犬が高齢になって世話をしきれなくなったから。」というのは代表的な理由の一つ。
確かに、愛犬が高齢になって体調や生活にさまざまな変化が現れるようになると、大きな不安を感じる飼い主さんは多いでしょう。中には愛犬の介護生活に疲れ切ってしまい、愛犬と過ごす時間のありがたみを見失ってしまう方もいると思います。
私たちは、高齢になった犬との暮らしをサポートし、シニア犬と暮らす楽しみを発信することで、飼い主さまの不安や負担をやわらげ、全ての犬が大好きな飼い主さんのそばで、幸せなシニアライフを謳歌できるよう貢献します。
私たちがやりたいこと <Ⅱ>
本当は誰かを幸せにする力を持っているはずなのに、ただ出逢いに恵まれなかっただけで、人から愛される喜びを知らないまま過ごしている犬たちがいます。そのまま一生を終えてしまう不幸な子もいれば、動物保護団体などにレスキューされて、セカンドチャンスを待っている子も…。
日本の殺処分数は減少傾向にありますが、これは動物保護団体の必死な活動に支えられているのが実情です。誰でも気軽に命を入手できてしまう日本のペット流通の課題が解消されない中で、保護団体は大きな負担を強いられているのです。
私たちは、高齢になった犬との暮らしをサポートする一方で、愛犬に最期まで愛情を注ぎ、一緒に幸せな時間を過ごすことができる飼い主さまに対して、保護犬の啓蒙活動も行います。
さらに、最愛の愛犬を失い、深いペットロスの悲しみから立ち直れない方に対して、保護犬の一時預かりボランティアを提案したいと考えています。動物の保護活動に携わることが、きっとその人を深い悲しみから救うことに繋がると考えるからです。